酔った勢いで、深夜につぶやいてみる。

こんな時間にうだうだ書いても、誰も読まないだろうから、うだうだ書いてみる。


広告代理店に転職し、CMプランナー/コピーライターという肩書きを持つようになってから、
早3年と8ヶ月。もうちょっとしたら、5年目だ。(5年目になれるかどうかは限りなく怪しいけど、それはこの際置いておく。)


最近、気がついたことがある。
いや、正確には、ずっと前から気がついていたが、気がつかないフリをしてきたことがある。


それは、
広告の企画には、
1、商品が売れる企画。
2、自分がやりたい企画。
3、世の中的に(もしくは広告業界的に)イケてる企画。
4、クライアントにうける企画。
の4つがあるということ。


すごい好きだった前の会社の人々。今から思うとすごい好きだったし、すごい楽しかったし、すごい自分に向いていた、前の仕事をかなぐり捨てて、転職した理由は、
2、自分がやりたい企画。をやりたかったから。


まあ、でも、僕もサラリーマンですし、そんなモラトリアムなことばっかり言ってられないのは理解しているわけで、
1、商品が売れる企画。を日々勉強してきた。(つもり)


でも、実際の仕事の中で圧倒的に求められるのは、
4、クライアントにうける企画。
そして、それを企画できるスキル。


さらに、そこに小さじ何杯か程度の、1、商品か売れる企画。と、
スパイスをきかせる程度に3、世の中的に(もしくは広告業界的に)イケてる企画。を振りかけることを求められる。


それができないやつは、ダメなやつである。
使えないやつである。



このくだらない駄文をここまで読んでくれた奇特な方なら、
文脈で気づくかと思うが、
僕には、そのさじ加減がわからない。


つまり、相当ダメなやつである。
相当使えないやつである。


1はやっていて意外と楽しい。


2はやれていたら夢のように楽しい。


3は難しいけど楽しい。


4だってキライじゃないし、むしろ積極的に楽しさを見つけてやれる。



でも、さじ加減を考える作業だけは、いつになっても楽しくない。
ただただ苦しい。
ただただ難しい。
この作業をやるときは、極端に睡眠時間もないし、平気で徹夜になってしまう。
それだけ、難しくて、苦しいのだ。
その上、ただ自分一人で苦しんだり悩んだりしている分にはまあいいが、
だいたいの場合は、誰かに罵倒され、人間性すらも否定されながらやることになる。


そして、、、、、
それで出来上がった企画は、
クライアントにうける企画であって、
クライアントにとおる企画ではないのだ。


そんな時、僕は、言いようのないむなしさに捕われてしまう。


どんどん広告を嫌いになってしまうのだ。


あんなに大好きで、365日24時間ずっと考えていた、広告をだ。



それでも僕は、まだ広告にしがみついている。


それは、広告がまだ人々のこころを動かす、エンターテイメントだと信じているから。




だからお願いです。
僕をこれ以上広告嫌いにさせないでください。