オグリキャップ

オグリキャップが死にました。


なんか、あっけなく・・・


オグリさらば…アイドルホース25歳で死す
http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20100704-649225.html


伝説の名馬は、数多くいますが、
僕が、ライブで見れた最初の名馬だったので、
悲しみはひとしおです。


思えば・・・
90年の伝説の有馬記念
当時小学生の僕は、競馬なんてまったく興味がなく、
日曜の昼下がりに偶然目撃した、奇跡でした。


競馬を本格的に好きになるのは、もうちょっと後でしたが、
そうなってから、見直すと、ものすごい名馬でした。
そして、あの有馬記念は、本当に、本当に、奇跡のレースでした。
二度とあんなドラマティックなレースはないと思います。


ということで、
奇跡の名馬の奇跡のレースを。


三流血統の地方競馬出身の馬。
誰もがこんなにスゴイ馬だとは思わなかったので、
クラシック登録されず、皐月賞やダービーといった、
一生に一度のハレ舞台に立てなかった・・・
そしてこの勝ちっぷり。
ヤバいです。


1988年 NZT4歳S


そして、タマモクロスとの死闘。
みんな簡単に言いますが、
4歳のオグリキャップが、古馬No1のタマモクロスと互角に戦っているってことが、もう十分にスゴイと思うんですけど。
だって、人間で、野球で言うと、
高校野球のエースが、プロのエースと勝負しているようなもんなんですから。


1988年 天皇賞(秋)


1988年 ジャパンカップ
youtubeで見つからず・・・


1988年 有馬記念


天皇賞(秋)で2着になっちゃったから・・・
という今では理解できない理由で出たマイルチャンピオンシップバンブーメモリーに競り勝ち、
連闘(!!)で臨んだジャパンカップで、1.22.2という世界レコード。
2着だったものの、しばらく破られないタイムを叩きだすって・・・
ヤバいっす。
まさに、記憶と記録に残るレース。


1989年 マイルチャンピオンシップ


1989年 ジャパンカップ


数々の伝説のレースの陰に隠れていますが、
安田記念のレコード勝ち。
このレコードタイムもしばらく破られなかったスゴいタイム。
その後、宝塚記念で2着になってるのに、
秋2戦を凡走しただけで、「限界」とか「燃え尽きた」とか言われちゃう。
スゴイレコードタイムを出した年なのに・・・
これがスターの悲しいところかもしれませんが。
そして、伝説の有馬記念へと続いていくのです。


1990年 安田記念



1990年 有馬記念




僕の勝手な持論ですが、
強い馬と名馬の差って、頭の良さなんではないかと思うんです。
伝説の名馬たちって、「ここはがんばんないといけない」「ここは勝たないといけない」そんなことをわかってて、ここぞって時に勝っているんではないかと。


オグリキャップを見て以来、ずっとそう思っています。


そんな馬なんです。
オグリキャップって。